ステンドグラスとアートフラワーのお店|安曇野池田20th 勝野さん

安曇野池田20thは、ステンドグラスとガラスのような透明感が魅力のアートフラワー作品を展示販売しているお店です。今回は代表の勝野さんに制作時の思いや作品へのこだわりをお話を伺いました。

お店をオープンするまでの経緯

勝野 ギャラリーはもともと主人の会社の事務所だった場所を改装して使っています。一一年前の安曇野スタイルに合わせてオープンして依頼、安曇野ブームもあって県外の方に多く来ていただいています。最近でもワークショップを開催すると町外からの参加者が多いですね。

ステンドグラス製作の魅力と難しさ

勝野 私は、もともと作ったものを手放すことに少し抵抗を感じていました。ですが、今では見に来た方と直接お話しするなかで、作品を気に入ってもらえると安心して送り出せるようになりました。

皆さん好みは違うので、お客さんが気に入るかよりも「自分の作りたいもの」を作ろうという気持ちでやっています。自分が作りたいものを作るほうが楽しいですからね。

ガラスの組合せのパネルって、小さいガラスをそれぞれつなげ、それを立たせて光を当ててみるまで、全体がどんなふうになるかはイメージでしかわからないんです。

光を当ててみて「もっとこうしたほうがよかった」と思うときもあれば「イメージ通りにできた!」というときもあります。色の組み合わせが難しいですが、そこが楽しいところでもあります。

フラワーアートは、ガラスでなく樹脂でできた花が多いです。樹脂は軽くて落としても壊れないのが良いですね。針金で形を作って樹脂の液体で膜を張らせて、生乾きの柔らかいときに形を整えて作ります。細かい花はとても手間がかかります。単品で一番人気はシロツメクサで、千円で売っています。

今後の展望

勝野 山風舎さんで毎年作品展をやっています。去年は安曇野スタイルがなかったため秋に開催しましたが、例年はクリスマスの時期にやっていました。季節が変わったことで、昨年は池田町の七色大カエデをイメージしてステンドグラスで作った葉っぱを飾ったりしました。外発的な要因によって例年とは違う作品展になったのがよかったです。

今年は7月に開催予定です。夏に向けて涼しそうなものを作ろうかなと考えていますので、興味ある方はぜひお越しください。

最後に-読者の皆さんにメッセージ-

勝野 ぜひ一度見に来て、誰かにプレゼントをしたいというときに思い出してもらえたら嬉しいです。 特に母の日のカーネーションがおすすめです。「こんな花は見たことない!」と喜んでもらえたという声をよく聞きます。不定休なので、電話で営業の確認を確認してきていただけたら嬉しいです。

安曇野池田 20th
所在地 北安曇郡池田町2713-48 (有)勝野木工内
電話 0261-62-4010
営業時間 午後1時~3時(不定休)

この記事を書いた人

Maple Tree

2015年から長野県池田町でフリーペーパー『いけだいろ』を発刊する地域団体。構成メンバーは池田町在住もしくは出身の20代5名。2017年度長野県元気づくり大賞受賞。